生活習慣について
生活習慣の乱れが原因
糖尿病・高脂血症・高尿酸血症など生活習慣病を中心に診療を行います。これら、生活習慣病の多くは循環器疾患の要因となる事が多く、事前に健康状態を改善する事が大切です。日常の生活サイクルから食生活・運動に至るまで、患者様の身になった診断と適切なアドバイスを心がけておりますので、ちょっとした体調の変化などのご相談もお気軽にお尋ねください。
血液中の血糖値が高くなる病気です。食べ物や飲み物を消化して作られるブドウ糖は体を動かすエネルギーとなるものですが、このブドウ糖がどれくらい血液中にあるかを示すのが血糖値。糖尿病になると、ブドウ糖が細胞にうまく運ばれず、血液の中に溢れてしまうため、血糖値が高くなります。つまり、糖尿病になると、全身がエネルギー不足となって、身体のさまざまな部分に問題が起こってきます。典型的な症状として、口渇、多飲、多尿、体重減少などがあげられますが、初期のうちはほとんど自覚症状がないのが特徴です。
血液が流れるとき、血管にかかる圧力のことを血圧といいますが、この血圧が常に高い状態なのが高血圧症です。血管にかかる圧力がずっと強いまま続くと、血管はしなやかさを失って硬くなり、内側が狭くなって中性脂肪やコレステロールが溜まりやすくなります。そうするとさらに血圧が上昇するという悪循環に陥り、血管はボロボロになってしまうのです。
血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が多すぎる病気です。ほとんど自覚症状がないためきちんと治療しない人が多いのですが、そのまま放っておくと増えた脂質が血管の内側に溜まって動脈硬化になってしまうのです。さらに放置しておくと、ついには心筋梗塞や脳梗塞の発作を起こしてしまいます。
尿酸値が7.0mg/dLを超えると「高尿酸血症」と診断されます。高尿酸血症は、尿酸値が高いために身体に影響を及ぼすリスクがある状態です。生活習慣の改善が必要となり、薬による治療が行われることもあります。高尿酸血症が長い間続くと、尿酸の結晶が徐々に沈着していき、痛風発作(関節炎)や尿路結石、腎障害などが引き起こされます。また、最近では、高尿酸血症がさまざまな生活習慣病の要因となっていることが指摘されています。
肥満とは、身体の脂肪組織が標準より多すぎる状態です。体重が軽くても、筋肉が少なく脂肪分の多い人や内臓に脂肪が多く付いている人もいますので、見かけの体型や体重だけで判断してはいけません。肥満は、糖尿病をはじめさまざまな生活習慣病を引き起こす大きな要因の一つとなっています。
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